新井輝
Book 4 of ROOM NO.1301
Language: Japanese
Google Books ISBN
Light Novel
Publisher: 富士見ミステリー文庫
Published: Dec 15, 2004
夏は、まだつづいていた。終わらない、ぎらぎらとした日差しが健一を照らし続ける。陽炎が立ち上る道は、どこか現実ではないような、白昼夢のようなけだるい感覚を起こさせる。こころが、どこかに行ってしまった―。そしてホタルも―。健一は、思った。それは、自分の所為かもしれなかった。ホタルと健一は、お互いを求め合った。ただ、本能の赴くままに。好きという自分たちのこころに、素直に従っただけだった。だが、それは、二人の別離へとつながっていく。少しずつ変化していく健一の日常。そして新たにシーナと名乗るマンションの鍵の所有者が現れる...。時に可笑しく時に切なく描かれる、恋と愛との間で揺れ動く健一の物語、第四弾。
Description:
夏は、まだつづいていた。終わらない、ぎらぎらとした日差しが健一を照らし続ける。陽炎が立ち上る道は、どこか現実ではないような、白昼夢のようなけだるい感覚を起こさせる。こころが、どこかに行ってしまった―。そしてホタルも―。健一は、思った。それは、自分の所為かもしれなかった。ホタルと健一は、お互いを求め合った。ただ、本能の赴くままに。好きという自分たちのこころに、素直に従っただけだった。だが、それは、二人の別離へとつながっていく。少しずつ変化していく健一の日常。そして新たにシーナと名乗るマンションの鍵の所有者が現れる...。時に可笑しく時に切なく描かれる、恋と愛との間で揺れ動く健一の物語、第四弾。