宝石吐きのおんなのこ 6 ~旅立ちを告げる手紙~

なみあと

Book 6 of 宝石吐きのおんなのこ

Language: Japanese

Published: Jun 15, 2017

Description:

いつまでも、いつまでも、彼の隣に

大陸東部の穏やかな街、リアフィアット市。

そんな街の片隅に、店員二名の小さな宝石店があった。

――『スプートニク宝石店(ジュエリー・スプートニク)』。

ある日、「宝石を吐き出す」少女クリューと、宝石店店主スプートニクのもとに一通の手紙が届く。

送り主は、宝石商会会長・クルーロル。

内容はクリューへの「エルキュール宝石学校・体験学校」の入学案内だった。

遠く離れた地・大陸統都ヴィーアルトン市での体験学校であったが、クリューは一人でこの体験学校に参加することを決める。

一方、リアフィアット市に残ったスプートニクには、ある異変が起きていた。

その変化に戸惑っていた折、彼にとっては非常に好ましくない客が来る。

クリューとスプートニク。

出会ってから初めて離れ離れになる二人、彼らの胸に芽生えるものとは…。

宝石に愛された少女の、甘くて淡い、ファンタジーノベル。

新章開幕。